スティーブンコーチのレポート

このレポートは里谷選手のプライベートコーチであるスティーブン氏が記したものです。

スティーブンコーチのレポート5

これからの2ヶ月間について

キャンプ期間 2005年7月25日〜10月10日

キャンプは期間中を通じて予断を許さない状況でした。けがからの回復やトレーニングを中断せざるを得ない要素が重なりました。トレーニングの大半は手稲のエア担当コーチ、工藤哲史氏と共に行われました。
彼女のスキルレベルについては、「バック・フル」の完成度は約65%ですが、10月に行う次のキャンプでは11月に雪山へ向かう前に「バック・フル」のスキルを完全なものにする予定です。里谷選手の姿勢もより前向きになっており、我々は10月19日から行われるウォータージャンプの最終キャンプと11月のスノー・トレーニングの開始について話をしました。
懸念されている部分は目標のレベルに到達しつつあるフィジカル面と雪上でのスキートレーニング不足であり、その他にはウォータージャンプを行った回数が本来の達成目標に比べて30-40%以上少ないことが懸念として挙げられます。
キャンプ6では引き続き「バック・フル」に重点を置く予定です。またオリンピックに向けてレベルをピークに高めることに重点を置くための戦略に取り組む必要もあるでしょう。
キャンプでは引き続き、完成度とフィジカル面の評価を高めることに取り組んでいく方針です。

これから2ヶ月間は非常に重要な時期であり、里谷選手は目的意識をより一層高める必要があります。トレーニングプランを着実に遂行するには、不屈の精神が必要でしょう。
ンプでは技の内容を濃くします。技術の向上には時間がかかるので里谷選手の全面的な取り組みがなければ望むような結果は得られません。

以上

スティーブン・フィアリング
国際フリースタイルスキーの前メンバー。
カナダスキーチーム、日本スキーチーム、日本オリンピック委員会、
韓国スキー協会でコーチを経験。
1994年に来日。
日本語も堪能で文化もよく理解している。